開発者の裏話 - 「反逆」アーマー調整のプレビュー

2025年11月月19日 - Destiny 2 Team

報酬チームから、こんにちは! 今日は「反逆」のサンドボックスのプレビュー記事3部作の第2弾です。今回の主役はエキゾチックアーマーです。エキゾチックが「反逆」の新しいアーティファクトに置き去りにされないようにするための変更に関するセクションもあります(新しいアーティファクトについては、後日の「今週のDESTINY」で紹介します)。早速始めましょう!

ハンターエキゾチック

グラビトン・フォーフェイト

グラビトン・フォーフェイトは『Destiny 1』で頼りになるエキゾチックとしての立場を持っていましたが、『Destiny 2』では、ボイド3.0が導入されてからは特に、これといった使い道か見つかっていません。不可視状態はさほど珍しい効果ではなくなったので、グラビトン・フォーフェイトは不可視状態を得る中で通常スキルをチャージする、連続キル/連続不可視状態に特化したエキゾチックにしたいと思います。

  • 不可視状態になる度に、グレネード、近接、クラススキルのチャージ速度が一定時間向上するようになります。
    • 効果は3回までスタック可能。
    • 不可視状態では、効果時間が進行しません。
  • 効果が3回スタックされている状態では、さらに効果を発動すると、ボイドの2つ目のシールドの一部を追加で獲得できます。

オムニオキュラス

最近はサポート重視のエキゾチックが成功しているので、ハンターのチームでのお助け役としての立場を強化するために、サポートとしてのオムニオキュラスの効果を向上します。

  • 味方にベールの向こう側の効果を付与すると、その味方の体力とシールドの回復が開始されるようになります。
    • これは、味方のみに適用されるので、ハンター自身には効果が付与されません。シャックスが見ています。

ラッキーラズベリー

ラッキーラズベリー(およびアークボルトグレネード)は遅いうえにダメージも低いことから、随分前からあまり人気がありません。そこで、アークボルトグレネードとラッキーラズベリーの一貫性を向上し、現在のビルド作成オプションに合わせるために、変更を加えました。

  • アークボルトグレネード
    • 連鎖投射物の持続時間を延長しました。
    • これにより、連鎖範囲の端にいる移動中の標的に攻撃が当たりやすくなるはずです。
    • 最初のセンサー後の発動時間が0.1秒短くなります(0.6秒 → 0.5秒)。
    • 最初の連鎖の最大連鎖範囲を7メートルから10メートルに延長しました。
  • エキゾチックアーマー
    • アークボルトグレネードがヒットすると必ずショックを適用します。
    • ショックのデバフを適用するか、すでにデバフの効果を受けている標的に連鎖ショックを付与すると、アークボルトエネルギーが回復します。

オルフェウス・リグ

「反逆」で実装されるいくつかのスキルの変更に伴い、オルフェウス・リグのシャドウショットにも調整を加えます。スキルに関する詳細は、後日の開発者の裏話をお楽しみに。

  • スーパースキルの持続時間が16秒から20に延長されました。

双子座の道化師

「反逆」武器調整の記事でも説明した通り、双子座の道化師が新しい特殊作用「混乱」を使うようになります。プレイヤーに対するデバフの効果の一貫性を保つために、これまで通りか、少しだけより効果的になるように調整が加えられました。他にも、PvE戦闘員に対する持続時間も少しだけ延長しました。

  • プレイヤーに対する混乱の持続時間を0.5秒から1秒に延長しました。
  • 困惑状態が適用された敵プレイヤーは混乱状態になり、HUDが2秒間見えなくなります。
  • PvE戦闘員に対する混乱の持続時間が2秒から3秒に延長されました。

タイタンエキゾチック

花亭の番人

花亭の番人はゲームに追加されて以来、ニッチを確立することに手こずっています。そこで、プレイヤーが計画的にバリアネードを使用すれば、より積極的に空間を埋めることができるように変更を加えました。

  • 力のオーブを3つ拾うと、次のバリアネードが強化されます。
  • 強化版バリアネードは、バリアネードの爆発時に、装備しているバリケードをY字にスポーンします。
  • これはドレングルの鞭や嵐の砦などのバリケード効果にも適用されます

砂漠を歩む者

砂漠を歩む者は、クルーシブルでは以前より強力なオプションですが、PvEではあまり活躍していません。ボルトチャージと嵐の砦が追加されて以来、ボルトチャージのテーマに合ったアイテムを探していたところ、砂漠を歩む者という最高の候補が見つかりました。

  • 最大連鎖回数が4回から7回に増加しました。
  • 連鎖がヒットするたびにボルトチャージのスタックを2つ獲得します(かけらでは3つ)。
  • グレイブでの近接でも連鎖するようになります。

アーサ・フリオーサ

アーサ・フリオーサに関しては、QoL面の改善とバグ修正をいくつか実装します。吸収した攻撃によって回復するスーパーエネルギーの量がアクティビティの難易度に応じて増減することで、難易度が低めのコンテンツでは、この要素が弱くなってしまいました(グレネードの回復は影響されませんでした)。

  • プレイヤーに2つ目のシールドが付与されている場合、ダメージをブロックするとスーパーエネルギーを獲得できるようになりました。
  • 保管されるスーパーエネルギーの量が敵の難易度に影響されなくなります。
  • パワーが同等のアクティビティでは、スーパーエネルギーの回復メーターの進行速度が2倍になります。
  • プレイヤーのパワーが-40のアクティビティでは、スーパーエネルギーの回復メーターの進行速度が13.6%増加します。

セカンドチャンス

セカンドチャンスは、バリア・チャンピオンが登場しないアクティビティではあまり活躍できていません。弱体化を適用する2つ目のシールド投げはある程度強力ですが、センティネル・タイタンは近接エネルギーを生成することが難しいため、どちらの効果もあまり活用することができません。そこで、「正義の守護者」のファンタジーを実現するために、シールド投げメインのゲームプレイループを強化したいと思います。

  • 追加:
    • シールド投げでのトドメを達成すると、ボイド・ブリーチをスポーンします。
    • ボイド・ブリーチを拾うとシールド投げの近接エネルギーを獲得します。
  • このエキゾチックを装備している場合、スーパースキル「センティネルシールド」の遠距離攻撃(シールド投げ)が弱体化を適用するようになります。
  • アンチバリアのシールド投げの近接が2体以上の標的に跳ね返らない問題を修正しました。

医療設備

2つ目のグレネードチャージは割と強力ですが、現在のサンドボックスでは、スキルエネルギーを付与するエキゾチックよりも医療設備を選ぶ理由がありません。そこで、このエキゾチックの「完全武装」のファンタジーに近づけるために、もうひとつの効果を追加します。

  • 武器でトドメを刺すと、グレネードエネルギーを10%獲得できます。
  • グレネードスキルを使用すると、装備中の武器がリロードされるようになります。

ライオン・ランパント

現在のサンドボックスの可動性を考えると、リフト時のライオン・ランパントの腰だめ撃ち制限はもう必要ありません。タイタンの皆さん、自由に羽ばたいてください。

  • リフト時に照準モードでの射撃が可能になります。

ピースキーパー

ピースキーパーが可動性ボーナスを付与する他のエキゾチックや改造パーツに沿うように調整します。他にも、「運命の境界」でオーディオの問題を修正する際に、このエキゾチックの隠し効果を誤って削除してしまったので、この効果を再び追加します。

  • 可動性向上ボーナスが25から30に増加しました。
  • サブマシンガンの切り替えリロード効果を再び追加しました。

ウォーロックエキゾチック

無の籠手

チャージされたスキャッターグレネードと無の籠手に強化されたスキャッターグレネードは通常のグレネードと比較するとダメージを与えるのが遅いため、少し曖昧な立場にあります。そこで、これらのばらつきを緩和するために、更新9.1.5での調整と合わせて、いくつかの調整を追加で実装します。また、無の籠手にスキャッターグレネードを連鎖させる新しいパークが追加されたので、カオス促進剤とも相性が非常に良いです。

  • 更新9.1.5で実装された、チャージされたスキャッターグレネードの変更点も紹介します。
    • チャージされたグレネードが4つのシーカーを追加で生成する。
    • 戦闘員に対するチャージされたシーカーのダメージが25%増加。
    • 戦闘員に対するチャージされたシーカーの追尾能力が向上。
    • チャージされたシーカーの持続時間を延長。
  • チャージされたスキャッターグレネード
    • 最後の投射物の速度が速くなります。
  • エキゾチックアーマー
    • スキャッターグレネードでキルを達成すると、追加のスキャッターシーカーをスポーンします。
    • この効果は連鎖させることができます。

ブライアバインド

ブライアバインドはボイド・ウォーロックのビルドの特殊なプレイスタイルを可能にする楽しい効果を持っていますが、多くのキル重視のエキゾチックと同様に高難易度のコンテンツではあまり実用性がありません。そこで、効果を最大限に引き出すのにかかる時間を減らしつつ、初期のゲームプレイループでももう少し役立つように調整しました。

  • ブライアバインドのボイドソウルのダメージボーナスが最大になるキル数が少なくなりました。
    • 6キルから4キルに減少しました。
  • また、ブライアバインドのボイドソウルのダメージが標的に適用された時間に応じて増加するようになります。
    • 最大で10秒後にダメージが30%増加します。

ストームダンサーのブレイス

ストームダンサーのブレイスの有効性はストームトランス自体の強さと直結しています。他のスーパースキル限定のエキゾチックと同じように、スーパースキルを発動していない状態での効果を追加し、ダメージボーナスが現在のサンドボックスに沿うように、QoLの調整を行いました。

  • ストームトランスが装備された状態で増幅を獲得すると、アークスキルのボルトチャージを獲得できます。
  • ストームトランスのダメージボーナスがキル数ではなくヒット数に応じて増加します。これに伴い、上限に到達するまでのヒット数も増加します。
    • ヒット上限が30回に増加しますが、獲得できるダメージボーナス量は変わりません。

ウィンター・ギル

ウォーロックはタイタンやハンターと比較すると、近接重視のビルドの効果を蓄積するのに時間がかかります。解決策としては、ウィンター・ギルをウォーロック用のワームゴッド・カレスになるようにアップデートするのではなく、もう少し魔法的な方向で改善したいと思います。新しい効果をうまく活用するための賢いビルド作成を促すために、ウォーロックらしい効果にします。比較的努力が必要な分、ウォーロードの怒りを発動したときの効果は絶大です。

  • 近接攻撃およびフィニッシャーでトドメを刺すと近接ダメージボーナスを獲得します。
    • 近接でのトドメは1スタック、フィニッシャーでのトドメは3スタック付与します。
    • 最大は10スタックで、近接ダメージ+400%です。
    • スタックはひとつずつ消費され、4.5秒間持続します。
  • 10スタックに到達すると、即座に近接チャージを1つ獲得し、近接スキルを発動するとウォーロードの怒りを獲得します。
    • ウォーロードの怒りは10秒以内に発動する必要があります。
  • ウォーロードの怒りを発動すると、次の効果を獲得します。
    • 近接の回復速度が大幅に上昇する。
    • 近接攻撃の速度が上昇する。
    • 近接ダメージボーナスが+500%に増加。
    • 10秒間持続。
    • ウォーロードの怒りが終了すると、すべてのスタックを失います。

マタイオドシア

ウォーロックは長い間、キュイラスやナイトホークなどのスーパースキル強化系エキゾチックを求めてきました。しかし、真新しいエキゾチックにそういった効果をつけるのは少し面白みにかけるので、既存のエキゾチックに追加します。そういえば、ニードルストームってスーパーチャージされたアーケインニードルみたいなものですよね? (ちなみに、次回の「反逆」のスキル調整の記事でもニードルストームについてお話しします)

  • 標的にニードルストームのスーパースキル投射物を5発当てると、鍼灸の停止効果を付与する爆発を引き起こします。
    • スーパースキルによる爆発に巻き込まれたすべての標的に大ダメージを与えます。この爆発効果があれば、ニードルストームでキュイラスのサンダークラッシュと同等のダメージを与えることができるようになるはずです。

夜明けのコーラス

来週のスキル調整の記事のネタバレになってしまいますが、ソーラー・ウォーロックのデイブレイクのスーパースキルダメージを20%増加し、デイブレイクがデフォルトで標的にスコーチを適用するように変更します。つまり、夜明けのコーラスの効果をスーパースキルの基本効果に移動するということです。これにより、夜明けのコーラス + デイブレイクのダメージが5%増加し、このコンボの投射物1つで点火を付与することができるようになります。これと「反逆」で新登場するエキゾチック万能装飾機能のおかげで、これからは虫の格好をする必要がなくなります!

  • デイブレイク + 夜明けのコーラスのダメージが5%増加しました。
  • スコーチの最大スタック数が増加しました。

今日はここまでです! 次回の開発者の裏話では、「反逆」で実装されるスキルの変更についてお話します。 

このサイトでは、できる限り最高のユーザーエクスペリエンスを提供することを目的にクッキーを使用しています。「承諾」をクリックすると、クッキーに関する方針およびプライバシーポリシーに記載されている方針に同意したことになります。