シーズン20の武器調整のプレビュー

2023年2月月1日 - Chris Proctor, Senior Design Lead

ガーディアンの皆さん、こんにちは。再び、武器のプレビューをお届けする時期がやってきました。

シーズン19半ばのバランス調整では、PvPにおける武器についていくつかの変更を加えました。シーズン20では、新しいストーリーミッションとレイドも登場するため、PvEにおけるヘビーウェポンの大幅な見直しと、一部のエキゾチック武器にサブクラス要素を追加する(これらの要素が持つ新しい対チャンピオン機能と結び付ける)ことに重点を置きました。

新しい武器の変更、そして「光の終焉」で導入される新機能や変更点がある中で、プレイヤーの皆さんが伝説モードのストーリーミッションや初日のレイドに挑むにあたり、どのような組み合わせを採用するのか楽しみにしています。

武器タイプ

コンソール版では、武器の有効射程圏内にいる敵の上に重なると、照準が赤くなります。この視覚的補助機能は便利なため、以前からコンソール以外にも対応させたいと思っていました。そこで今回、PCにもこの機能を追加しました。今後のシーズンで、照準の基本色と同様に、この色についてもカスタマイズできるようにする予定です。

  • PC版に赤い照準を追加。

リニア・フュージョンライフル

おそらく、皆さんもこの変更が来ることは予想していたのではないでしょうか。リニア・フュージョンライフルは、ボスへのダメージにおいて他のヘビーウェポンを大きく上回っており、十分に活躍の場を得てきました。他の武器にも対抗のチャンスを与えるため、その性能を引き下げます。ただし、エキゾチック“ヘビー”リニア・フュージョンライフルはレジェンダリーの代わりに使うことを正当化するほどの性能はないので、この弱体化の影響は受けません。

  • チャンピオン、ミニボス、ボス、ビークルに対するダメージが15%減少。
  • 「模倣スリーパー」と「クイーンブレーカー」は影響を受けません – スリーパーファンの皆さん、これは嘘ではありませんよ

マシンガン

マシンガンは過去1年ほどの間に数回強化されましたが、それはPvEだけに限られていました。今回、マシンガンの基礎ダメージを少し増加させ、PvPでの使い勝手を向上させました。また、この強化はPvEで全面的に適用されます。PvPでは通常は基礎ダメージで、PvEではその上に倍率がかかります。また、マシンガンの予備弾薬数を大幅に増やし、その稼働時間を延ばします(特にハードコンテンツで有効です)。

  • ダメージが最大10%増加。レベル6の耐久力を有するガーディアンを倒すまでにかかる時間(キルタイム)が以下のようになります。
    • 高威力フレーム:
      • キルタイムが0.67秒から0.50秒に短縮。
    • 速射フレーム:
      • キルタイムが0.53秒から0.47秒に短縮。
    • 順応フレーム:
      • キルタイムは0.53秒のままで変更なし。
    • 予備弾薬数が、所持可能弾薬サイズのステータス0では50%、ステータス100では20%増加。
      • 備考: 所持可能弾薬サイズのステータスとはシステム上で設定されているもので、0~100の値になっています。これはゲーム内では実際の弾数として表示されています。要するに、予備弾薬量が少ないマシンガンは大きなブーストを受け、予備弾薬量が多いマシンガンは小さなブーストを受けるということです。

ヘビーグレネードランチャー

ヘビーグレネードランチャーにはしばらく手が加えられておらず、ダメージの面で他のヘビーウェポンを大幅に下回っています。その上、グレネードランチャーの投射物は移動時間があること、弾道が弧を描くこと、爆発範囲が比較的小さなことから、移動する標的に安定して命中させるのは難しく、爆発でダメージを与えられる標的が予想より少なくなることがあります。この変更により、ヘビーグレネードランチャーのPvEでの有効性が大幅に向上し、PvEとPvPの両方で使いやすくなるはずです。

  • チャンピオン、ミニボス、ボス、ビークルに対するダメージが20%増加。マイナー級に対するダメージが40%増加。
  • 投射物の衝突判定を改善。これにより、命中率が若干向上するはずです。
  • 爆発範囲が1m拡大。
  • 「パラサイト」は変更の対象外です。パラサイトはすでに十分に大きなダメージを与えることができています。

ショットガン

新しいショットガンの照準は正しい散弾パターンを表現していますが、導入時点では、散弾角度の変化が照準のサイズに反映されていませんでした(散弾角度は、ジャンプしたり、「滑腔砲」などのマガジンオプションを使用すると変化します)。この変更により、85度の視野角(FOV)であれば、大抵の場合は照準が正確なものになるはずです。すべてのFOVオプションで照準を正確なものにするための変更は、今後のシーズンで行われる予定です。

  • ショットガンの照準のサイズが散弾角度に比例して変化するようになる。
  • 関連メモ: 「アクリウスの伝説」の腰だめ撃ち時の照準に、その(非常に大きな)散弾角度がもう少し忠実に反映されるようになりました。

キネティックウェポン

キネティックスロットの武器は、PvEにおいて、シールドの剥がれた標的に対して常に5%高いダメージを与えてきました。つまり、キネティックスロットのステイシス武器は、追加機能がある上にデメリットがなく、全面的に優れていたと言えます。私たちは、プレイヤーにキネティックダメージタイプの武器を使う理由をもっと提供したいと考えました。そこで、キネティックスロットのダメージを一律にブーストするのではなく、キネティックウェポンがメインウェポン弾と特殊ウェポン弾のどちらを使用しているかによってキネティックダメージタイプをブーストするように変更し、さらにボーナスも大幅に増加させました。

  • キネティックウェポン(メインウェポン弾使用)のダメージ倍率を1.05から1.1に増加。
  • キネティックウェポン(特殊ウェポン弾使用)のダメージ倍率を1.05から1.15に増加。
  • キネティックスロットのステイシス武器は、PvEにおいて、シールドの剥がれた標的に対して5%のボーナスダメージを与えなくなる。
  • 「光の終焉」ではキネティックダメージタイプのパークが登場予定。

エキゾチック

多くのプレイヤーと同じように、私たちもダメージタイプと結び付きの強いエキゾチック武器に、本格的にサブクラス3.0要素を組み込めたらと願ってきました。そして、「光の終焉」の長い開発期間とプレイテストサイクルは、多くの人気武器にサブクラス要素を追加するのに最適な機会だったのです。サブクラス3.0要素を追加する目的は、これらの武器に追加機能を付与し、より有意義な方法でサブクラスのビルドに結び付けられるようにすることです。ほとんどの場合、これは強力なバフでもあります(またはバフとセットになっています)。

  • 「クイーンブレーカー」の視力喪失効果はヘビーウェポンとしては物足りなかったため、その適用方法を変更しました。なお、クイーンブレーカーはリニア・フュージョンライフル全般を対象とするダメージ減少の影響を受けないため、以前と比べて大幅に強くなっています。
    • ショットが付近の敵に連鎖するようになり、アーク3.0視力喪失を使用する。
  • 「荒廃した彫像」はボイド感がとても強く、変質スフィアを叩きつける行為は追加効果を適用するのにうってつけでした。
    • 変質スフィアのスラム攻撃に抑制効果を付与。
  • 「リヴァイアサンの息吹」は、数シーズン前に行われた強化によって意図せずPvPダメージが減少し、スーパースキル発動中のプレイヤーをヘッドショットの一撃で倒すことができなくなっていました。その問題を修正するとともに、さらに不安定化の効果を追加し、チャンピオンに対するダメージを大幅に増加させ、対チャンピオンの役割を強調しました。
    • パーフェクトドローの命中時に不安定化の効果を適用する。
    • ダメージが396から442に増加。これにより、PvPで再びどんなスーパースキル発動中のプレイヤーも一撃で倒すことが可能になります。
    • チャンピオンに対するダメージが30%増加。
  • 「無数の声」はシーズン14で一時的に人気を集めましたが、それ以降は他の武器の影に埋もれています。スコーチを追加することでソーラー爆発の連鎖をもっと強化したいと思っていたのですが、ヘビーウェポン全般を対象とする変更により、これも強力な選択肢となりました。灰の名残を装備している場合、単一の標的にフルバーストを当てると即座に点火します(正確な結果は、他のプレイヤーも標的にスコーチを与えているかどうかによって異なる場合があります)。
    • 爆発ごとに、10 + 5(灰の名残使用時)のスコーチスタックが適用されるようになる。
  • 「サンショット」はソーラーサブクラスの要素を適用する最有力候補とされ、爆発にそれを追加するのが妥当に感じられました。
    • キル時の爆発で10 + 5のスコーチスタックが適用されるようになる。
  • 「ポラリス・ランス」には以前から燃焼効果があったので、これをスコーチに切り替えるのは自然な変更でした。
    • 「5発目の悪夢」のショットはカスタム燃焼効果ではなく、40 + 20のスコーチを適用するようになる。
  • 「二尾の狐」はヘビーエキゾチック武器として厳しい競争を強いられていましたが、今では追加手順なしで複数のダメージタイプのサブクラス要素を適用できる唯一の武器となっています。
    • ソーラーロケットは燃焼ではなく60 + 30のスコーチスタックを適用するようになる。ボイドロケットはすでに抑制効果を適用しており、さらに媒体によって3つ目のロケットが追加される。
  • 「プロメテウス・レンズ」はソーラー3.0の再構成で実用性が増しましたが、キル時の効果をもっと派手にしたいと思いました。
    • 媒体にパーク「インカンデセント」を追加。
  • 「壮麗なる序曲」は、最近のバフでミサイルのダメージが50%増加したことで十分に強化されましたが、アーク3.0と連携させるためにその視力喪失を更新する必要がありました。
    • アーク視力喪失を使用するように媒体を変更。

腰だめ撃ち時の照準

  • 腰だめ撃ち時の武器の照準により多くの情報を反映させる実験を始めており、「マンティコア」をその試験台として使用しました。シーズン21以降では、より多くの武器タイプやエキゾチック武器の機能が腰だめ撃ち時の照準に反映されるようになる予定です。
    • マンティコアに、反重力リパルサーの現在のスタックを示す照準要素を追加。

パーク

ストランドおよびストランド武器ダメージパークがゲームに導入されるにあたり、一部の古いパークを更新しました。

  • 「浸透」がストランドに対応。
  • ストランドサブクラスを使用した場合、「属性コンデンサ」が以下の効果を発揮するようになる。
    • 空中効果+20(強化パークでは+25)。

「光の終焉」では、より多くの武器に「巻き戻し弾」が搭載されるようになります。これまでガラスの間の武器セットでのみ動作するようにカスタムビルドされていたものを、より汎用的に使えるように調整しました。

  • ガラスの間以外の武器でも動作するように再構築。

「熱心な刃」については、以前のリリースでいくつかのバグに対処していました。今回、全面的に見直しを行い、従来の制限のほとんどを軽減または削除することができました。

  • 35ms以上の高速移動時でも無効化されなくなる。
  • 近接攻撃で剣を一振りすると、正しく無効化されるようになる。
  • 基本の突進距離のバフを2から1.8に減少。
  • 空中での突進距離のペナルティを25%から20%に軽減。
  • 強化パークにより、突進距離がわずかに伸び、最大で2まで戻る。

グレネードランチャーの目つぶしグレネードはアークダメージを与えるわけではないので、アーク3.0の視力喪失効果を発動させるのは適切ではありません。ただし、その方向感覚を失わせる効果は変更する必要を感じなかったので、名称を更新して紛らわしさを解消しました。

  • 「目つぶしグレネード」を「混乱グレネード」に改名。

「バイスト・スティンガー」はこのゲームの中で最も人気の起源特性の1つで、特にリニア・フュージョンライフルでは(これに限ったことではありませんが)、バイスト以外の武器は競うことすら難しくなっていました。そのため、調整が必要でした。この変更により、依然として有用ではありますが、他の起源特性とのバランスが良くなりました。

  • パークが発動すると通常はフルリロードだったところ、マガジンの25%をリロードするようになる。

今後について

すでにシーズン21と22の制作に取り組んでおり、フルオート近接攻撃のアクセシビリティ設定(あらゆる形の近接攻撃に適用されます)の追加、武器タイプやエキゾチック武器の腰だめ撃ち時の照準の見直し(FOVが高い場合でも照準の変化が判別できるようにするなど)、チャージメーターやエキゾチックパークのカウンターなどの機能追加などの変更が予定されています。また、バランスの変更も予定していますが、まだ具体的に説明できる段階ではありません。「光の終焉」のリリース後に、より詳しい情報をお伝えします。

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