Marathon:ネットワークとセキュリティ
2026年2月月23日 - Marathon Dev Team
タウ・セティIVは、死が必至の、危険に満ちた世界です。しかし、プレイヤーの皆さんの「死」は、あくまで自身のミスや敵の巧みなプレイによるものであるべきだと考えています。ネットワークの問題や不正行為者、あるいはサーバー機器の不具合によってランが台無しにされるようなことがあってはなりません。
完璧を保証できるネットワークやセキュリティモデルは存在しませんが、私たちはMarathonにおける健全な競争体験を守り、誰もが豪華な戦利品をバックパックいっぱいに詰めて脱出できる公平なチャンスを得られるよう尽力しています。
概要
詳細に入る前に、皆さんのゲーム体験をどのように保護しているか、その概要をご説明します。
- Marathonの専用サーバーは、戦闘や略奪といった主要なアクションに対して完全な権限を持っており、チート行為に対する防御層として機能します。
- 最新のネットワークシステムの導入により、パケットロスが高い状態でも、プレイヤーの動きやアクションのレスポンスを維持しつつ、サーバー側で一発一発の弾道を正確に追跡します。
- 「戦場の霧」システムにより、個々のプレイヤークライアントが把握できるマップ領域を制限することで、「ウォールハック」や「ESPチート」、「戦利品可視化ツール」などの効果を抑制します。
- Marathonのためにゲームセキュリティスタックをゼロから再構築しました。さらに、BattlEyeによる追加のセキュリティレイヤーも導入しています。
- ラン中に接続が切れてしまった場合でも、再度接続してプレイを続行することが可能です。
- Bungie側のサーバーやネットワークの不具合により接続復旧ができなかった場合、影響を受けた全プレイヤーに対し、ラン開始時のギアを返還するよう可能な限り対応いたします。
- チート行為が発覚したプレイヤーは、Marathonから永久追放されます。セカンドチャンスはありません。
- セキュリティに「完成」はありません。私たちは今後もゲームセキュリティシステムへの投資を続けていきます。
詳細については、このまま読み進めてください。
専用サーバーによるネットワーク構築
Marathonでは、専用サーバーが移動、射撃、各種アクション、そして所持品に対して完全な権限を持ちます。
この新しいサーバー権限モデルにより、クライアント側で行われた不正なアクションは、他のプレイヤーの体験を損なうことなく拒否されます。これにより、テレポート、弾薬無制限、ダメージ操作といった不正行為からゲームプレイが保護されます。
また、このモデルに「クライアントサイド予測」と「リワインド(巻き戻し)」という新システムを組み合わせました。これにより、プレイヤーの移動やアクションはその場で即座に反応しているように感じられますが、必要に応じてサーバーが「実際に何が起きたか」に合わせて描写を補正します。
新しい高性能ネットワークモデルでは、すべての射撃をサーバー側で判定します。一発ごとに追跡を行い、さらに冗長伝送を用いることで、パケットロスの影響を抑え、すべての弾丸を確実に着弾させます。専用サーバーは射撃一発ごとに個別のリワインド処理を行い、エイム補正を実行します。これにより、遮蔽物を高速で出入りする敵プレイヤーに対しても、弾丸の飛翔時間を考慮した上で、確実に命中させることが可能となります。このシステムにより、良好なインターネット接続環境でプレイしているプレイヤーが、遮蔽物に隠れた後で撃たれるといった現象も防がれます。
最後に、私たちは世界中にデータセンターのネットワークを構築し、世界中の大半のプレイヤーに対し、低遅延でレスポンスの良いネットワーク体験を提供できるよう努めています。
戦場の霧
Marathonの「戦場の霧」システムはゲームサーバー上で動作し、プレイヤーが周囲の状況から本来感知できるはずの情報に基づいて、マップ内で把握可能な領域を制限します。
このシステムは、アイテムの場所やコンテナの中身を暴くような不正行為からゲームプレイを守るのに有効です。また、他のプレイヤーのクライアントに対して自分の位置情報を隠すのにも役立ち、「ウォールハック」や「ESPチート」の実効性を低下させます。
クライアントセキュリティ
上述したサーバー側の対策に加え、クライアント側でも複数のセキュリティアップグレードを導入しました。サードパーティー製のゲームセキュリティソフトと、独自のセキュリティレイヤーを組み合わせて使用しており、その多くはMarathonのために新しく開発されたものです。当社のセキュリティには、ユーザーモードとカーネルモードの両方のコンポーネントが含まれています。
ゲームのセキュリティは、悪意のある攻撃者との終わりなき戦いです。対策を詳しく公開しすぎることは、かえって攻撃者に攻略のヒントを与えてしまうことにもなりかねません。そのため、ここでは大まかな概要に留めますが、私たちがクライアントセキュリティに対してどのように取り組んでいるか、その姿勢が伝われば幸いです
分析と検知
当社のサーバーは、プレイヤーのあらゆる行動データを絶えず収集しています。この遠隔測定データはバックエンドの分析システムに送られ、不自然なプレイパターンや異常値がないかチェックされます。当社のセキュリティアナリストは、対応するすべてのプラットフォームと入力デバイスにおいて公平な対戦環境を維持するために尽力しています。そのため、たとえその場で不審な動きを見逃したとしても、後の詳細なデータ分析によって検知し、アカウント停止処分を科す場合があります。
接続復旧
ハイリスクなランの真っ最中にネットワーク接続が切れることは、死活問題に直結します。もしゲームがクラッシュしたり切断されたりしても、あなたのシェルはゲームの世界に残り続け、クルーが守ることが可能です。必要に応じてネットワークを再起動し、ゲームを立ち上げ直せば、再びシェルに戻ってランを続行できます。
Bungie側のサーバーやネットワーク・インフラに障害が発生した場合、接続の復旧ができない可能性があります。そのような状況が起きた場合には、サーバーエラーの影響を受けた全プレイヤーに対して、ラン開始時のギアを返還するよう可能な限り対応いたします。注:ギアの返還は特定のサーバーエラー条件下でのみ適用され、プレイヤー側のインターネット接続環境やクライアント側の問題によるゲームプレイ上の損失は対象外となります。
経済面のセキュリティ
タウ・セティIVでの活動を通じて、皆さんの保管庫は武器やギア、価値ある戦利品で満たされていくことでしょう。私たちは、皆さんが費やした時間を非常に大切なものと考えています。だからこそ、アイテムの複製やその他の経済的なチート行為から皆さんの進行状況を守り、安全に保つよう努めます。
継続的なサービスへのコミットメント
ネットワークとセキュリティは、Marathonコミュニティの皆さんと今後も継続的に対話していくべき重要なテーマです。私たちは、タウ・セティIVでの体験が楽しく、魅力的で、そして公平なものとなるよう全力を尽くします。ライブ環境のゲームを絶えずモニタリングし、ネットワーク技術とセキュリティ対策を積極的に更新・強化していく方針です。
私たちはチート行為に対して極めて厳しい姿勢で臨みます。チート行為の使用、および不正ツールの開発に関与したことが発覚したプレイヤーは、Marathonから永久追放されます。セカンドチャンスはありません。とはいえ、完璧なシステムというものは存在しません。そのため、検知精度の問題を監視するための異議申し立てシステムを用意しています。
2月27日より、サーバースラムが開催されます。製品版の一部を一足先に体験できる最初のチャンスです。サーバースラムの開始に伴い、すべてのセキュリティツールが実装されますが、もし不正なプレイが疑われる場面に遭遇した場合は、ゲーム内またはオンラインの報告フォームからお知らせください。