宛先: アンリエット・メイリン
CC: 佐藤由樹
件名: 昨日の件…
アンリエット
昨日の話が行き過ぎてしまったのはお互いに分かっていると思います。私は頭に血がのぼってしまったし、あなたも過剰反応した。今後は、こういう状況においてお互いもっとプロ意識を持つことを学ばなければなりませんね。
ですが、私は引くつもりはありません。これはアーマリー のためになる話です。私たちと同じ目的を持つ組織と有意義な関係を築くチャンスです。可能性は無限大ですよ。
そもそも、私を探し出し、このプロジェクトのために連れて来たのは、私のコネクションが目的でしょう? 彼らはまさに金鉱です。確かに、私は今まで彼らについていい話はしてこなかった。それなりに色々ありましたから。彼らは完璧ではありませんが、それは私たちも同じです。アーマリーがしていることを考えれば、ひとまとめに扱われるのは仕方ないことでしょう。
これは大した売り口上ではないのは自覚しています。だから、展望について述べさせて。我が敵の敵。簡単なことです。相手がなんであれ、私たちはみな同じ脅威と戦う用意をしています。そして私たちはみな、同じものを失う立場です。最善の策は、手を取り合うこと。そこから1歩ずつ歩み始めるしかありません。エクソは未来です。そして私たちは彼らをより良くすることができます。
最後に、今回は私たちが優位な立場であることを忘れないでください。これは私たちが作った技術です。私たちの許可がなければ、彼らは触れることも、改造することもできません。ですが、盗んだり、複製しようとしたりすることはできます。私たちが制御できるようにしておいたほうがいいと思いませんか?
私たちは兄妹です。家族です。私があなたを愛していることも、アーマリーのためにならない話は持ってこないということも分かっているでしょう。もし、あなたが拒否することを固く決意しているなら、私はその決断を尊重します。それは分かっていますよね。
だけど、どうか同意してください。アーマリーの未来のために。人類の未来のために。私たちの子供たちの未来のために。
—ヘルガ