Destiny 2 「光の終焉」の新レイド「ナイトメアの根源」の世界初レースを祝って

2023年3月月15日 - Hippy

皆さん、やりました。新体験のレイド「ナイトメアの根源」、通称「ロン」(「ナイトメアの根源」の略称: RoN)の「世界初レース」が終わりを迎えました。これまでのレイドレースと同様、「ナイトメアの根源」の攻略を巡って世界規模の戦いが繰り広げられました。世界中のファイアチームが飲み物を水筒に入れ、最高の仲間と力を合わせて最新レイドの「世界初」の達成者になるべく奮闘しました。レースは大接戦! 誰もが求めるあのベルトのために、多くの希望に満ちたファイアチームが全力を尽くしました。でも、皆さんもルールは分かっていますよね? 勝利を手にできるのは1チームのみです。そしてその勝利は素晴らしいものでした。

今回は「世界初」を祝って、先週末に行われた48時間の競合モードに関する興味深い統計をご紹介し、さらに、勝利を収めたチームと対談して、一番最初にゴールに到着した時の心境を聞きたいと思います。誇らしい笑みを浮かべる新たな勝者たちのインタビューを始める前に、まずは「世界初」が全速前進モードに入った時の統計をご紹介します。

「ナイトメアの根源」の成績

勝者が正式に決定したところで、レースが行われた48時間についてのデータを見てみましょう。

  • レイドに参加したプレイヤーの合計人数:
    • 582,428名
  • レイドの合計プレイ時間:
    • 4550022
  • ガーディアンの合計死亡回数:
    • 84177812
  • 「大変動」を完了したプレイヤーの人数:
    • 361,633名
  • 「分断の地」を完了したプレイヤーの人数:
    • 315,036名
  • 「大宇宙」を完了したプレイヤーの人数:
    • 249,731名
  • 「ネザレク」を完了したプレイヤーの人数:
    • 197,694名
  • レイド全体を完了したプレイヤーのユニーク数(4つすべてのイベント報酬を獲得したプレイヤー):
    • 190,459名

というわけで、要するに、たくさんのエンブレムが配布される予定です。また、レイドジャケットを手に入れる資格を得た方もかなりいらっしゃるようです。メール配信(引き続き調整中です)に登録されている方は、次回のBungieニュースレターにご注目ください。そのニュースレターでは、あなたの#RaidCompleteレポートをお届けし、あらゆる輝かしい瞬間や、様々なマップで崖から転落してしまった笑える瞬間などを細かく分析します。お見事。

でもこれで終わりじゃありません。とっても素敵なアートをご紹介しましょう。

ネザレクなどない。そこにあるのはロンだけだ

私たちは、皆さんの「ナイトメアの根源」がテーマの作品を見るのが大好きです。特に“ぽっちゃりパパ”への愛を感じる作品は最高です。そこで、今回は「世界初」の成功を祝って、私たちのお気に入りの作品をご紹介します。

新・世界初チャンピオンをご紹介します: チーム「Hard in the Paint」

さて、皆さんにお話しを伺いましょう。チーム「Hard in the Paint」誰よりも早く、野に解き放たれた最新レイド「ナイトメアの根源」を完了したファイアチームという永遠の名誉を勝ち取りました。“野”といっても、ゲーム内のことですが。それはさておき。この勝利を収められたことは本当にエキサイティングですから、皆で祝いましょう!

遭遇戦の軽度なネタバレを含みます。

素晴らしい勝利をおめでとうございます! あなたのチームが一番最初にゴールにたどり着いたことが確定した今の心境は?

Osiris: チームの皆もそうだと思いますが、私たちが世界初になると信じてレイドを進めていた時の感情は、この先何年も忘れることはないと思います。これまでに何度も世界初が目の前まで近づいたのに、あと数分のところで優勝を逃す、ということもあったので、このレースはいわば諸刃の剣だと思います。言ってしまえば、銀賞や銅賞のトロフィーがあるわけではないので、他のレースで2位や3位になったときには、正直言って少しだけ絶望的な気持ちになりました。でも、それが競争の本質です。

その一方で、自分たちには勝つために何が必要なのかを知ることで、次はもっと頑張ろうというモチベーションになりました。チームの皆の名前が書かれたDestinyの公式アカウントのツイートを見たとき、本当にチームのことが誇らしくて、大声で叫んでしまいました。私たち全員の努力が報われて、「ナイトメアの根源」の世界初の称号を勝ち取れたことを本当にうれしく思っています。

この勝利を可能にした、チームの持つ特別な点は何だと思いますか?

Kai: 新しいゲームシステムを学習して自分のものにするのが得意だということ、そして何か問題が発生したときに、コミュニケーションを取って臨機応変に対応できるところだと思います。そのおかげで、私たちのチームは一丸となってダメージフェーズに到達することができました。例えば、惑星のボスにダメージを与える方法を探し出して、その遭遇戦を一発で撃破することができました。

レイド以外でも、チーム全員がお互いを信頼しています。各遭遇戦をそれぞれの視点で見て考え、お互いのアイディアをしっかりと聞きます。そして、そのアイディアが正しいかどうかという議論はしないようにしています。このチームには、スポーンした敵を即座に全滅させることができるメンバーもいます(赤い体力バーの敵であっても)。でもそれができるのは、他のメンバーがゲームシステムの突破口を見つけ出してくれると信じているからです。このチームはDestiny 2の「ガラスの間」の頃から継続していますが、色々な事情があって、ファイアチーム全員で初日にプレイできたのは「ナイトメアの根源」が初めてでした。すべての条件が揃ったことで、私たちは今までにないくらいレースへの自信を感じていました。勝利をつかみ取る素質があることは、チーム全員が理解していたので、勝負の日は全力を出し切ることができました。

毎年「世界初」に参加する原動力になっているのは何ですか? どこかの時点でやめる予定はありますか?

SK: 毎年参加する原動力になっているのは、私たち全員が優勝できると信じていることと、単にメンバー全員の仲がいいということです。元々「Hard in the Paint」は、いくつかのDestinyクランのメンバーが結成したチームで、「世界初」に参加するために作られたわけではありませんでした。でも、一緒に初めてプレイしたレイド「ガラスの間2.0」では、2位という期待以上の成績を残すことができました。ベルトに手が届きそうだと感じたので、それからは本格的にDestinyの限界に挑み、他のチームよりもクリーンなプレイを追い求めました。チームメンバーの多くには、幼少期のスポーツや他のゲームのハイレベルプレイなどで競い合った経験があります。そんな私たちにとってDestinyのレイドレースに参加し続けるのは当然の成り行きでした。

私たちの多くはもう何年もDestinyをプレイしているので、ゲームの中で一緒に過ごすことができるDestinyをとても大切に思っています。私たちにとってレイドレースは、グループとして盛り上がってDestinyをプレイする理由のひとつです。レイドでかけがえのない思い出を得られるからこそ、私たちはレースに参加し続けるのです。Destinyをプレイすることで得られた友達と、深い絆がなければ、私にとってのゲーム体験は全然別物になっていたと思います。そして今の私は別のことをやっていたことでしょう。

今回のようなイベントに優勝した際の、個人的なハイライトや、チームとしてのハイライトはありますか? また、残念に思っていることはありますか?

SK: レイドのハイライトは、自分たちが本当にやり遂げたんだって気づいた瞬間でした。「ネザレク」を終えた後、私たちはレイドを素早く完了できたことに自信がありましたし、他のチームが完了したというメッセージも受け取っていませんでした。昨年の「門弟の誓い」では、私たちの何人かはルラクを倒した時点で勝利を確信していたのですが、そのすぐ後に、本当は15分ほどの差で3位だったことが分かったんです。オービットで待ちながら、Twitterでこのチームが優勝したという早期確定を見た時の気持ちは、言葉にできません。これまでキャラクターやロードアウトを準備したり、武器を試すのに費やした時間と努力が報われた、と心から実感できました。

Destinyの「世界初」の優勝でもうひとつ特別なのは、クランメンバーや旧友、そしてコミュニティから最高の応援を得られることです。励ましのメッセージがとても多くて、全部に返信するのは本当に大変でした! 皆が私たちのチームを応援してくれて本当に感慨無量でした。残念に思っていることはあまりありません。ソーシャルメディアでは、私たちのチームに対してネガティブな言葉がいくつか寄せられましたが、私たちはあまりそういうことを気にしていませんし、基本的にはグループの外とは関わりません。

チームがこのレイドで最も苦労したのはどの部分でしたか? また、最もイライラしたこと、最もやりがいを感じたことは?

Grangalf: 一番理解するのに時間がかかったのは、3番目の遭遇戦での惑星の動かし方です。光と暗黒の惑星をそれぞれの側に移動しなければならないことはすぐに分かったのですが、その位置を入れ替える方法が分かりませんでした。一番不意を突かれたのは、その遭遇戦がレイドの残りの部分とまったく違ったことでした。最初の2つの遭遇戦とその中間の部分は、すべてボールのシステムを活用していました。使われているシステムが1つか2つだったこれまでのレイドとは違っていて、良かったと思います。

一番イライラしたのは2番目の遭遇戦で、達成する方法が分かっているのに何回か全滅してしまった時です。チームがもう少しうまくプレイできていたらと思います。一番やりがいを感じたのは3番目の遭遇戦で、ダメージフェーズを始める方法を見つけ出せた時でした。遭遇戦はそのあとすぐに撃破することができました。

いつかこのベルトを手に入れるために「世界初」へ挑戦しようと思っている人たちに、目標を達成するためのアドバイスをひとつお願いします。

Punz: 腕を磨くことです。そして時間を費やすことです。レイドで特別な報酬が得られるようになってから、競争率は急上昇しました。そして、初日のレイドはこれまでになくプレイしやすくなっています。チームや友達のグループを作って、レイドを始めてください。チームとの相性を高めて、練習を積んでください。メタに注意を払って、トッププレイヤーが使っているビルドや武器を把握してください。次はそれを試してみてください。何かが本当に良いか知るには、自分で試してみるのが一番です。目的達成のための道具をしっかり準備して、あとはその努力が報われるように願うだけです。

「ナイトメアの根源」で一番好きだった瞬間は?

Roen: 優勝したこと以外で、レイドの一番好きだった瞬間は、広間に入って「大宇宙」の遭遇戦を初めて見た時でした。惑星が宙に浮かんで動いているあの部屋のビジュアルは、本当に素晴らしかったです。私は昔から天文学に興味があるので、Destiny 2のレイドでこれを見られてとても嬉しかったです。あと、これまでのレイドの遭遇戦はどれもコンセプトが似ているので、「大宇宙」はシステムの面でもとてもユニークな遭遇戦になっていると思います。例えば、あるレイドで登場するシンボルやプレート、レリックは、その遭遇戦の全部で共通のメカニクスとして使われるようになっています。「ナイトメアの根源」では、遭遇戦がとてもユニークで斬新なものになっているので、そのぶん謎を解くのが難しかったです。個人的には、そういった部分がレイドで一番記憶に残りましたね。

インタビューを終える前に、最後にもうひとつだけお聞かせください。もしあなたの夢のレイドを制限なしに作れるとしたら、どんなレイドを作りますか?

Hard in the Paint (チームとしての回答): 私たちにとっての夢のレイドを作るとしたら、ボス遭遇戦3つ、雑魚敵の排除がメインのパズル遭遇戦1つ、そして脱出系の遭遇戦を含んだものになりますね。好きな遭遇戦は、役割の多様性に重点が置かれていて、緊迫感に満ちあふれ、恐ろしいボスが登場するものです。夢のレイドには、手ごわいプラットフォームセクションも登場させたいです。

初めてレイドを開始するときには、これから足を踏み入れるステージの全容がすぐに見えるようにします。これは私たちがDestinyのレイドで大好きな要素のひとつなんです。最初の遭遇戦は、レイド全体の門番役となるボス戦で、「最後の望み」のカリのように、その後の遭遇戦の前置きの役割を果たします。

最初のボスを倒したら、次の遭遇戦は最初のボスと戦ったレイドの入口から、レイドのその後の舞台になる場所へとプレイヤーを誘導します。「救済の庭園」の最初の遭遇戦が「コンシクレイテッド・マインド」のアリーナまで続くのを想像してみてください。この遭遇戦ではパズルの謎解きをしながら、敵を倒し、レイドチームをプレイスペースの奥深くまで進めていきます。

3番目の遭遇戦では、プレイヤーを2番目のボス空間へ誘導しながら、これまでに見たことがない斬新なシステムでプレイヤーを驚かせます。この遭遇戦はボスが登場するだけでなく、テンポが早く緊迫感があり、パズルの謎解きもあり、ボスは部位ごとのダメージを負うようになっています。プレイヤーはボスを追って広大なエリアを駆け抜け、最終エリアに到着するまで生き延びる必要があります。

最後のプラットフォームセクションを終えたら、最終ボスに到着します。プレイヤーの隠れ場所がないと感じられるような、壮大な部屋がいいですね。ボスは部屋全体に覆いかぶさるようにそびえ立ち、遭遇戦の間は常にプレイヤーを見下ろします。ボスはチームをバラバラにして、生存しようとするプレイヤーを1人ずつ追いつめていきます。

最後のボスの後は、クライマックスの脱出系遭遇戦で締めくくります。Destinyのレイドで一番気に入っているのは「クイーンズ通り」の遭遇戦です。唯一最終ボスを倒した後に始まる遭遇戦だからです。「終わったと思ったら大間違いだ」と気付かされる瞬間が大好きなので、私たちの夢のレイドはこのような印象深いクライマックスで締めくくられます。

最後に私たちは、エキゾチッククエストはレイドに奥深さを加えるものだと思っています。レイドの最中に、ファイアチーム全員で隠されたサイドパズルを解き、「神性」や「感染のプライム」などといったエキゾチック武器を入手することは、Destinyのレイド体験の中でも特に好きな要素のひとつです。夢のレイドでは、プレイヤー全員にとって楽しい体験を継続的に提供できるように、これと同じようなクエストを追加したいと思います。

これで以上です! 勝利を収めたチーム、そして参加してくださったすべてのチームの皆さん、本当におめでとうございます。最新のDestiny 2のレイドをまだプレイしていない方はいますか?今すぐプレイしましょう! プレイすれば、最高の時間を過ごせるはずです。

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