Bungieでは今週、月の塹壕への道のりで予期せぬ事態が起こりました。
皆さんの多くが「嘘」を追求してきました。先週アナと共に狩りを始めた皆さんは、屈曲の細道、光の大地、決裂の地で熾天使の塔の防衛に成功しました(あるいは他のガーディアンがその任務を果たす様子を眺めていたか…)。そして頼りのショットガンで何千もの敵を焼き尽くしてきました。しかし残念ながら、日曜日の夜、答えを探すクエストの途中でその活動を停止せざるを得なくなりました。月の塹壕の扉が故障したことが原因です。
今朝早く、Destiny 2 臨時修正2.8.1.3がリリースされ、「嘘」に隠された真実を探す旅路への扉が再び開かれました。バグの発生は全く喜ばしいことではありませんが、可能な限り早く修正できたことは嬉しく思います。
さて、ここからは今後の話をしましょう。名士のシーズンが終わりに近づいています。それはつまり、チームからプレビューをお届けする時期が来たということです。今週は、レジェンダリーエングラムと武器の調整について集中的にお話したいと思います。
未来の解読
先週は、シーズンごとに報酬が進化することについて詳細をお伝えしました。装備に最大パワーレベルが設定されることを踏まえ、プレイヤーの皆さんからは報酬の獲得方法はどう変わるのかという質問が寄せられています。特定シーズンの間、レジェンダリーエングラムから入手できるアイテムとコアアクティビティの関連性をいかに維持していくのかについて、Destiny開発チームより詳細をお伝えします。
今日は、シーズン11でワールド報酬プールがどう機能するようになるのかについてお話します。ワールド報酬プールは、あらゆるアクティビティで入手できるレジェンダリー装備の基準としての役割を果たします。そのため、シーズンごとにメタ関連の武器を更新したいと考えています。その中には、以前ギャンビットやクルーシブルなどの特定アクティビティに限定されていた武器も含まれます。この共有プールには不便な面もあります。特定武器の特定ロールを求めている場合、プールが大きすぎると、統計的にその武器ドロップ率はもとより、欲しいロールが出る確率は遥かに低くなってしまうのです。シーズン11からは、報酬の数と人気の高いドロップが出る確率のバランスを取るため、関連性と全体の大きさの両方が調整されます。シーズンごとに過去シーズンの装備が追加されます。また、現シーズンのパワー相応のドロップを確保するために、最大パワーレベルが現シーズンのパワー上限を下回る装備は報酬プールから除外されます。シーズン11のワールド報酬プールは以下の武器で構成されます。
- ユリエルの贈り物
- エラサ FR4
- オールドファッション
- モス・エポック III
- ホーソーンの愛用ショットガン
- ラストホープ
- 永遠のベルテックス
- インターフェレンス VI
- ダイアー・プロミス
- トゥルー・プロフェシー
- 剣銃七型ライフル
- エニグマ・ドロー
- ディスタント・テュムラス
- エスケープ・ベロシティ
- 名誉の刃
- ノーウィングハンガー
- アーセニック・バイト4b
- メイン・フード
- 運命の暴虐
- トゥルース・テラー
- ビースト・ネーチャー
- ラストヘル
- 悪い予感
- ナイト・ウォッチ
- ダブルトラブル
- ウィッシュブリンガー
- ラストダンス
- 孤独
- ロングシャドー
- スチールシビル Z-14
現在のバンガード、クルーシブル、ギャンビットのプレイリストから欲しい武器や武器ロールがあるがこのリストに載っていないという場合は、今のうちに手に入れておきましょう!
ロックンリロード
ワールド報酬プールへの変更と並行して、Destiny 2のサンドボックスにもいくつか変更があります。今週は武器、特にパークの調整に焦点を当てたいと思います。変更後の内容について簡単にご説明します。
リロード関連パークの更新プレイヤーは、ダメージ増加(例: キルクリップ)または武器ダウンタイム軽減(例: アウトロー)のパークを選ぶ傾向があることが分かりました。ダメージ関連パークはかなり前に調整されましたが、リロード関連パークはまだ選択肢として弱いように思います。今回の調整は、他の選択肢を除外するほど支配的になることなく、リロード関連パークも選択肢に入る状態を維持することを目的としています。まずは、リロードに影響を及ぼす数値の概要です。
- リロード速度: 0~100まであり、武器タイプ固有のリロードアニメーション速度に基づきます。
- リロード時間係数: ほとんどのリロード関連パークではリロードアニメーションに速度乗数が適用され、リロード速度が最大値に達している場合でも、小さな速度上昇が見られます。
- 空リロード時間係数: 上記と同様ですが、マガジンが空の場合にのみ適用されます。
ほとんどの武器にはかなり高いリロード速度が付いているので、リロード速度ボーナスを+100から+50に減少させても大抵はリロード速度の数値は最大のままで、実際のリロードが遅くなることはほとんどありません。これらのリロード速度に影響する以下のパークが更新されます。
- アウトロー – 少し速度を落としました。
- リロード速度を+100から+50に変更
- リロード時間係数を0.8から0.9に変更
- 狂乱索餌 – アウトローよりもさらに優れていたため、高速キル数に基づいて機能するよう変更しています。
- 高速キル数(最大5)に基づいてリロード速度が上昇するように機能を変更
- 2キルで、更新後のアウトローと同じリロード速度になる
- 3キルで、アウトローよりリロードが速くなる
- 4キルで、リロード速度がゲーム内で最速になる(合金マガジンを除く)
- 最大リロード時間係数を0.83から0.8に変更
- 最大リロード速度は変わらず+100を維持
- 高速ヒット – 最初の精密ヒットさえ達成すれば効果が感じられるように、少しの作業に対して大量のリロードと安定性を与えました。効果を感じられるように、でも強力になりすぎない程度に更新しました。
- スタックボーナスを調整して最初のヒット時の効果を抑制、後続ヒット時の効果を増幅
- 最大リロード速度を+100から+60に変更
- 最大リロード時間係数を0.8から0.925に変更
- 最大安定性を+50から+25に変更
- ドロップマガジン – 状況によっては大きな欠点もなくパークと同じくらい非常に強力な効果を発揮する特性ですが、マガジンの欄に表示されます。
- リロード時間係数を0.85から0.9に変更(アウトローと同じ値)
- フィールドプレップ – 変更はありません(以下参考まで)。
- リロード速度: +50
- リロード時間係数: 0.8
- 合金マガジン – 変更はありません(以下参考まで)。
- 空リロード時間係数: 0.6666
さらに、部分的に武器弾薬を付与するパークがバースト武器のショットカウントを考慮していなかった問題を修正しました。これにより、以下のパークがパルスライフル、フュージョンライフル、バーストピストルといった武器タイプで正しく機能するようになります。
- スライドウェイ
- スライドショット
- 野心家な刺客
- サブシステンス
- オーバーフロー
- 金製の鉛
- 道化師のカートリッジ
全般的なパーク再調整リロード関連パークの調整と同時に、社内テストやパークの人気度と効果に関する社内分析データに基づき、他のあまり使われていないパークも再調整しました。
- ブレ軽減 – 精度に加え、時間経過とともに安定性を10追加します(これは思っているよりもかなり大きな効果があります)。
- 安定性の向上に従い、照準のブレが軽減
- パルスモニター – 致命的なダメージを受けた場合に、すぐにフルロードされたショットガンに切り替えることができます。
- リロード量を0.35から1.0に変更
- ハンドリング+50
- 切り替え速度を5%上昇
- 収めている武器にも有効な点は変わらないが、より便利になる
- 腰だめ用グリップ – 照準モードの有効範囲に似て離れた標的へのヒットに役立ちますが、ダメージ減衰や磁性には影響しません。
- ダメージ減衰1.2x
- 照準補佐+15
- 腰だめ撃ちの精密ショット発射角度の基準値を拡大(+1.7度)
- デフォルトでは、腰だめ撃ちでクリティカルヒットを達成するには照準の中心が標的に合っている必要があります。そうでない場合、照準補佐によってボディショットとなります。この変更により、照準の中心が標的上にない場合でも、この角度内であればクリティカルヒットを達成することが可能になります。
- スナイパーライフルには影響しない
- スニークボウ – コソコソ動けるようになります。ステルスバフです!
- 射撃時に敵のレーダーに表示されなくなる
新しいパーク次のシーズンでは、[編集済み]のシーズンの武器限定の新しいパークが登場します。さらに、アイアンバナー限定の2つの復活武器と2つの新しいパークも登場します。これらのパークは、先のシーズンで他の武器にも適用されるようになります。新しいパークを発見したり、試したりする楽しみを奪いたくはないので、ここで公開するのは近々登場するアイアンバナーのパークの名前だけにしておきます。「鉄の掌握」と「鉄の眼差し」です。新しいシーズンが始まったら、コミュニティの皆さんがこれらのパークを分析してくれるのを楽しみにしています。近日登場の武器タイプバフ来シーズン、パフォーマンスが良くなかったいくつかの武器タイプについて、簡単なテストを行う予定です。
- スラッグショットガンは、ダメージを最大化するにはクリティカルヒットが必要で、精密ヒットを達成しても1秒あたりのダメージがさほど高くならないために、PvEではあまり使われていません。
- スラッグショットガンPvEダメージ+30%
- 高威力パルスライフルは、クルーシブルでの使用率が高くありません。ヘッドショットばかりを決めれば非常に高速なキルタイムを実現できますが、実際に達成するのはかなり難しいため、少しハードルを下げることにしました。
- 高威力パルスライフルの1発あたりのダメージを21から22に変更(これにより、PvPで高い耐久力を有するガーディアンをキルするために必要なクリティカルヒット数が1体あたり6から5になる)
- 分析の結果、難関コンテンツでは弓の使用率が低いことが分かりました。また、赤いバーで表示される低体力の敵に対し、弓で攻撃をしても体力を削るだけで倒せない時の苦々しい思いも理解できます。
- PvEでのマイナー級戦闘員への弓ダメージ+10%
今後の武器タイプ更新私たちはフィードバックと分析データを評価してきました。まだ終わってはいないのですが、コミュニティを苦しめている3つの問題点に触れたいと思います。今のところシーズン12で対処することを目指していますが、予定が変わった場合は必ずお知らせします。
- スナイパーライフル – コミュニティからのフィードバックによると、リボーカーと寵愛の独占状態です。クルーシブルで使用されるスナイパーライフルの86%を占めており、他の低倍率ズームのスナイパーライフルを含めると、その数値はさらに高くなります。
- 私たちは特に、ズームがスナイパーライフルの使いやすさにどう関係するのかについて調査中です。スナイパーライフルのズームの選択がより楽しくなるような変更方法を検討しています。
- ハンドキャノン – ハンドキャノンのサブファミリーを評価中です。
- 例えば、好戦的ハンドキャノンに焦点を当て、他とは分けて射程範囲を調整しています。
- 順応オートライフル – オートライフル全般はクルーシブルでよく使用されていますが、全体的にはバランスが取れているように感じます。割合が少し高い順応オートライフルについて検討中です。
- シーズン10のバフを戻すことはありませんが、他のオートライフルのサブファミリーが輝けるように少し調整しています。
今後は、より定期的に武器のバランスを変更していく予定です。変更の頻度と範囲についてはまたお伝えします。
内情を知る者達

気付いた方もいるかもしれませんが、最近@BungieHelpアカウントがTwitterで認証されました。まだフォローしていないという方は、ぜひフォローしてください! プレイヤーサポートは、Bungieネットワークオペレーションセンター(略してBNOC)と提携し、このアカウントを通してメンテナンススケジュールやバグ調査などの最新情報を発信しています。最新情報の確認はこのアカウントを参照してください。280文字という文字制限には収まりきらない詳細が気になる場合は、以下をお読みください。
今週の報告は以下のとおりです。
臨時修正2.8.1.3今日、臨時修正2.8.1.3がリリースされました。今回の臨時修正はクエスト「嘘」が進行しない問題の解消を目的としており、現在は塹壕の扉が意図したとおりに開くようになっているはずです。この修正後、ショットガン「フェルウィンターの嘘」は一度入手するとプレイヤーのコレクション画面に表示されなくなってしまいました。この問題は今後の更新で修正予定です。クエスト「嘘」の問題が解消していない場合は、#ヘルプフォーラムに報告してください。シーズン終了時に消えるアイテム名士のシーズンが終わりに近づいてきています。2020年6月10日の週一のリセットで、Destiny 2から消えるアイテムがいくつかあります。該当するアイテムには以下が含まれます。
- EDZ、月、イオの熾天使の塹壕へのアクセス
- ウォーマインドビット
- 「第四の騎士」のエキゾチッククエスト
- クエスト「嘘」
- 失われたセクター(伝説)
- シーズンアーティファクト「ウォーマインドのカンジャリ」
アイテム一覧は、名士のシーズン終了時に削除されるアイテムに関する記事をご確認ください。現在の既知の問題
- beetle、rabbit、beaver、anteaterのエラーコードが頻発している問題について、調査を継続しています。
- 一部プレイヤーに関して、現在もガーディアン・ゲームのマイルストーンが表示される問題が報告されています。
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ナイスプレイ? クリップに保存しましょう。敵を全滅? クリップに保存しましょう。モンタージュのアイデアが浮かんだ? メモに取り、実行して、クリップに保存しましょう。クリップが溜まった? 継ぎ合わせましょう。作品ができた? 投稿しましょう。
今週の動画: Brightside
特別賞: Wonderful World
「今週の動画」のエンブレムを勝ち取るには、Bungie.netの作品ページに動画を投稿してください。勝者の証を受け取れるように、動画制作に関わったメンバーのBungie.netアカウントを説明欄にリンクするのをお忘れなく!
さて、今回の「今週のBUNGIE」は以上です。これまでいくつの情報を皆さんにお届けできたでしょうか? 最近の「今週のBUNGIE」は、今後の変更に関するお知らせが盛りだくさんでした。Destiny 2の次のシーズン開幕が数週間後に迫っています。
ちょっと待って、何だって? このシーズンがもうすぐ終わる? すみません、急いで失礼しなくては。「征服者」の称号を手に入れに行かないと。
それでは、また。
Dmg04